北方はりきゅう接骨院

～投球障害を防ぐために知っておきたい肩のメカニズム～

野球選手やピッチャーに多い肩の痛み。
その中でも近年注目されているのが、「ハイパーアングレーション（Hyperangulation）」という状態です。

一見、フォームの一部のように見えますが、これが肩のケガやパフォーマンス低下の大きな原因になることがあります。

ハイパーアングレーションとは？

ハイパーアングレーションとは、投球動作のコッキング期（水平外転=腕を最大に引いたとき）に、上腕骨が肩甲骨面よりも過度に後方に位置する状態を指します。

肩甲骨は通常、体の前方に約30〜45度傾いた面（肩甲骨面）を持ち、その面上で腕を動かすと最も安定します。
しかし、ハイパーアングレーションが起きると、上腕骨がこの面から外れて後方にズレるため、肩の安定性が崩れてしまいます。

ハイパーアングレーションで痛みが出る理由

このズレによって、肩関節にはさまざまなストレスがかかります。

① 肩の前方構造へのストレス

肩の前側にある関節包や烏口上腕靭帯が引き伸ばされ、前方不安定性を起こします。
➡ 投球後に肩の前側がズキッと痛む。

② インピンジメント症候群（挟み込み）

上腕骨頭が上方・前方に移動し、棘上筋腱や滑液包が肩峰下で圧迫されます。
➡ 投球時や腕を上げると痛み。
野球肩（インピンジメント症候群）について詳しくはコチラをクリック！

③ SLAP損傷や内側インピンジメント

上腕骨頭の後方が関節唇に衝突し、擦れるような刺激が加わります。
➡ 肩の奥の痛み、ボールを離す瞬間の違和感。
SLAP損傷について詳しくはコチラをクリック！

チェック方法

• 壁に背をつけて肘を上げると、肘が体より後ろに行きすぎる

• 投球フォームの写真や動画で、トップポジションで上腕が肩の面から外れている

このような特徴があれば、ハイパーアングレーションの可能性があります。

改善・予防のポイント

1. 肩甲骨の安定性を高める

• 前鋸筋・下部僧帽筋の強化（Yエクササイズ）
  

2. 胸郭・胸椎の可動性改善

• 猫背姿勢の改善、胸椎伸展エクササイズ（ストレッチポール胸椎伸展エクササイズ）
  猫背は肩甲骨が外転位、肩は前方偏位してしまう為、インピンジメント症候群になりやすい姿勢と言えます。
  
  

3. 後方関節包のストレッチ

• 横向きで腕を内旋する「スリーパー・ストレッチ」などで柔軟性UP
  スリーパーストレッチについて詳しくはコチラをクリック！
  

4. 投球フォームの見直し

• 肘の位置が遅れて出る「ラグ（遅れ）」を改善し、体幹と連動させる
  

まとめ

項目	内容
名称	肩のハイパーアングレーション
状態	上腕骨が肩甲骨面より過度に後方に位置するズレ
主な原因	肩甲骨の遅れ、胸郭の硬さ、フォーム不良
痛みの部位	前方部、後方部、関節奥の痛み
改善法	肩甲骨安定・柔軟性改善・フォーム修正

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投球時の肩の痛みは「筋肉痛」ではなく、フォームや可動性の乱れから生じることが多いです。
早めのケアとフォームチェックで、再発を防ぎ、長くプレーを楽しめる肩をつくりましょう！

当院では投手生命線となる肩甲上腕関節、肩甲胸郭関節の可動域、肩関節の安定性（MMT検査=筋力チェック）、肩関節アライメント（関節位置）検査
を行ってから施術を行っております。
未然に故障を防ぐ！過密なスケジュールな試合でも連投で壊さない、肩を”超回復”させる施術を行っています！
施術前後で可動域、筋（出）力の違いを実感できると思います！
最高品質の特殊ローラーを使用して究極の筋膜リリースを行っております！
＜目的＞
・肩関節周囲筋に対して筋肉の修復を早めます
・軟部組織の滑走性（滑り）を良くします
・関節可動域を良くします

肩関節の上腕骨頭の位置を良くしながら骨頭の転がり、滑りを良くして”大きく・速く・力強く”動かせるように
矯正を行います！
関節の位置を良くすることで関節を安定させているインナーマッスル（深層筋）が働きやすくなり
筋（出）力が高まります！

料金
スポーツメンテナンス
初診料￥1100（税込）
￥4400（税込）

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料金
１回20分￥2500(税込）

 

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院長　善林　伸介（ぜんばやし　しんすけ）
＜国家資格＞
柔道整復師、鍼灸師

コンディショニングトレーナー、メディカルトレーナー

身体に優しい施術を心がけています。

成長期の学生のケガをしない、させない為のトレーナー活動に従事。

最近のライフワークは「健康寿命をの延ばす施術と運動を追求」です。

地域の魅力ある健康の発信地となれるよう微力な柄に精一杯お手伝いさせていただきます！




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ケガをしない、させない為のストレッチ講習会。
希望チームはお気軽にご連絡下さい。

＜当院実績＞
水泳ジュニアオリンピック優勝選手，水泳インターハイ出場選手，水泳国体出場選手，社会人野球選手，野球独立リーグ選手，甲子園出場選手，水泳ジュニアオリンピック選手，高校サッカー選手権出場選手，女子サッカーインターハイ出場選手，Fリーグ（フットサル）プロ選手
女子フットサル東京代表選手，野球Ｕ-23大学日本代表選手、野球U-12日本代表選手など。
スポーツ選手も多く来院いただいております‼︎

＜メディア紹介＞

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