炎症期 (痛みが強い時期)
原因になるようなきっかけいが、急に強い痛みを感じる。多くの方は、安静時痛・夜間痛があります。
拘縮期 (肩周囲の筋肉や組織が硬くなり動きが悪くなる時期)
強い痛みが軽くなり、肩の動き悪くなり筋肉が硬くなる時期。
肩を動かした時に痛みを感じたり、動きの制限がでてきて日常生活の動作に不自由を感じることが多い。
回復期 (症状が回復してくる時期)
運動痛や動きの制限が徐々に回復してくる時期。積極的な施術やリハビリを行うことで、肩の動きと痛みが早く良くなっていきます。

肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)は、約6カ月~1年治るまでかかると言われています。
上記の時期にどのような”適切な「施術」や「リハビリ」”を行うか・・・が治すまでの期間を短くするのにとても重要になってきます。
ここで問題は、肩関節の深層筋(インナーマッスル)が硬くなり機能しなくなることです。
肩の(深層筋=インナーマッスル)の機能は・・・
肩関節が脱臼しないように繋ぎとめておく。
肩を回す捻る時に働きます。下記のような内旋動作等。
※四十肩、五十肩は内旋動作が障害して改善するのに時間を要します。
この内旋動作をいかに早く改善できるかが四十肩、五十肩の改善の近道になると言っても良いと思います。
肩関節は、(深層筋=インナーマッスル)が働かなくなると(表層筋=アウターマッスル)が優位に働いてしまいインナーマッスルが使われなくなり硬くなってしまい手が上がらないのはもちろん捻る、回す動作に問題が起こってきます。
下記:イラストがインナーマッスル=深層筋
特に四十肩、五十肩の方は下記の写真のように手が逆の肩に触れない。背中、肩甲骨付近まで手が回せないなど。のような状態になってしまいます。
当院に来院される方の多くは、ベルトラインまで後ろに手が回らないという状態の方が多いです。
四十肩、五十肩の患者様を診せていただくと2パターンあります。
1つは、何かの原因で肩関節のズレ、アライメントが悪くなりある程度は動かせるけど痛かったり動きが悪い状態の人です。
このような方は、アライメントを調整して元の良い位置に関節を戻すとすぐに動きが良くなり痛みがとれる人です。
2つ目は、肩関節周囲の筋肉(アウターマッスルもインナーマッスル)も両方ガチガチに硬くなっている人です。
多くはこのパターンの方が多いです。
このような方は、回復までに時間が必要な人です。
四十肩、五十肩は、その場しのぎの痛み止めやマッサージで痛みと動きを改善するのが難しいのが現状です。
当院の施術は、インナーマッスル=深層筋の機能回復を早めることに力を注いでいます!
なぜならインナーマッスルが優位になると肩関節の付け根(上腕骨骨頭)が転がって滑るように動くようになり肩が上がりやすくなるのと「捻る」「回す」の動きが改善されていきます。