首下がり症は〇〇筋がカギ!
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首下がり症は〇〇筋がカギ!

こんにちは。

今回は首下がり症について簡単にお話したいと思います。

首下がり症とは・・・

首がたれて前を向けない病気のことを首下がり症=首下がり症候群とも言います。

以前から首下がり症候群にはミオパチー、パーキンソン病、重症筋無力症、筋委縮性側索硬化症などの神経筋疾患、甲状腺機能低下症などの内分泌疾患が原因となり得ることが知られています。

上記の疾患がない場合は、頚部後方伸筋群の筋力低下が原因となることが多いと言われています。

下記も首下がり症の要因と言われています。

・高齢者に多い

・高齢者のフレイルやサルコペニアに随伴するもの
※フレイル・・・病気ではないが年齢とともに、筋力や心身の活力が低下し、介護が必要になりやすい、健康と要介護の間の虚弱な状態のこと。


サルコペニア・・・加齢による筋肉量の減少および筋力の低下のことを言う。


・頸椎手術後の医原性でおきる。
医原性とは・・・医療行為が原因で生ずる病気のこと

・胸腰椎の成人脊柱変形に合併する

前置きが長くなりましたがここからが重要です!!

首下がり症を解消するためには最長筋(さいちょうきん)を働かせることが大事なんです!!


最長筋とは・・・

最長筋は、背中にある3種類の脊柱起立筋の1つ

首から腰にかけて位置する筋肉。

作用:伸展動作(反る動作)同側の回旋筋、首下がり症には大事な胸郭(胸骨・胸椎・肋骨)の伸展!

※胸郭(きょうかく)とは胸骨・胸椎・肋骨の3つのことをまとめて胸郭と言います。
下記のイラストが胸郭



首下がり症のカギは最長筋!!理由は、首だけが下がっているのではなく胸郭も下がっているからです。

 

 




首下がり症は、胸郭を伸展させ首が上がりやすい状態を作ることが大事なのです!!

首が上がりやすい姿勢とは・・・
肩の上に頭が位置する。

頭が体幹の良い位置に乗っていると関節間力(かんせつかんりょく)が働き筋肉も緊張しない、骨も変形しないんです!
※関節間力とは・・・
関節で骨と骨が押し合う力のこと。

姿勢が良く直立だと筋力はほとんど使わないのです!だから姿勢が良い方は、疲れにくいのです!



首が上がりづらい姿勢

頭が肩より前にある。




成人の頭の重さは4~6キロあると言われています。

頭の角度によって首にかかる負担も増します。

下に15度傾けると12キロ

下に40度傾けると22キロ

下に60度傾けると27キロまでにもなると言われています。

頭が前方にあると首の後ろの筋肉が過剰に働き緊張します。筋肉は凝り更には痛くなります。

このような姿勢を何年~何十年にも及ぶと骨が変形して最終的には運動器ステージⅤになり脊柱管狭窄症になってしまうのです。


首下がり症の方は、首を上げようとすると背中ごと反り広背筋(こうはいきん)や腸肋筋(ちょうろくきん)を使い首を上げます。


当院が行う”首下がり症”治療戦略3つ!

必要な物

ストレッチハーフポールorストレッチ枕(ダイソー商品)
※オレンジ色の物がストレッチハーフポール(2000円前後)
水色の物がストレッチ枕→こちらは風船のように空気を入れて使用するものなので長期で使うならストレッチハーフポールがオススメ。
使い勝手はどちらもそこまで変わりません!



1:最長筋エクササイズ<第1にやってもらいたいリハビリ>

最長筋が働きやすくなり胸郭が伸展し首が上がりやすい状態に戻せる!!

当院では自宅で誰でも簡単にできるセルフエクササイズを丁寧に指導しております。

やり方

・壁に両手を上げて付ける。

・壁を拭くように両手と顔を上げる。


・ポイント⇒壁を拭くように顔と腕を上に上げて行く。胸をちょっと前につける感じで行う。

10回1セット~2セット行う。

2:姿勢改善エクササイズ


ストレッチハーフポールorダイソー商品のストレッチ枕を使用

・肩甲骨の間にストレッチハーフポールを置きあお向けで寝る。



・寝ているだけで胸郭が広がる。



可能な方は胸を天井に上げるように行う!



猫背で巻き肩気味の方にも有効!肩の位置(上腕骨の位置)が良くなるので腕が上げやすくなる。

・胸郭が広がることで頭の位置も肩の上の位置に戻る。

施術は2つ

1:究極の筋膜リリース



筋肉専用ローラーで硬い筋肉も働き過ぎている筋肉も整えてほぐす!

揉み返しなく体の負担も少なく短時間でほぐすことができます。

首を上げやすい環境に戻す!

2:首アライメント(関節位置)矯正

繊細な背骨(頚椎7つ)の配列を整える矯正!

背骨は3つの点で支えられていることから3点支持機構と言われています。

1つは椎間板(ついかんばん)クッションの役割をするもので支えられている。

2つ、3つ目は左右にある椎間関節(ついかんかんせつ)で支えられている。




誰もが猫背は悪いと分かっています。
ここまで読んでいただいた方はもう気づかれたと思いますが、上記で述べた3点支持機構の椎間板・椎間関節が変形し壊れるから悪いのです。

3点支持機構を救う矯正がこれなんです!!
バキボキ音強い矯正とは違い、的確に痛みのない奇跡の手法!


局所的な矯正ではなく、1つ1つの関節を正確に整えられるから凄いんです!

矯正後は関節に油を差したような感じでスムーズに動くようになるからまた凄いんです!

事実関節には滑膜(かつまく)という膜がありここから関節液がでることで関節が潤滑して滑らかに動くようになるのです!!

首下がり症の方はお気軽にご相談下さい!

親切・丁寧にお手伝いさせていただきます!


運動機能を若返らせるマシン!姿勢を良くするメニュー構成のストレッチ!
1日25分のサーキットストレッチ




院長 善林 伸介(ぜんばやし しんすけ)


<国家資格>
柔道整復師、鍼灸師

コンディショニングトレーナー、メディカルトレーナー

身体に優しい施術を心がけています。

成長期の学生のケガをしない、させない為のトレーナー活動に従事。

最近のライフワークは「健康寿命をの延ばす施術と運動を追求」です。

地域の魅力ある健康の発信地となれるよう微力な柄に精一杯お手伝いさせていただきます!





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