肩関節の腱板筋が股関節にもある!!”ヒップローテーターカフ”とは・・・
こんにちは。
今回は股関節の”ヒップローテーターカフ”について簡単にお話させていただきます。
肩関節には肩がズレたり外れない(脱臼)ように繋ぎとめている筋肉があるのをご存じでしょうか?
これらの筋肉を回旋腱板(ローテーターカフ)と言われています。
また肩の深層にある筋肉なので肩のインナーマッスルとも言われています。
・棘上筋(きょくじょうきん)
・棘下筋(きょくかきん)
・小円筋(しょうえんきん)
・肩甲下筋(けんこうかきん)のことを言います。
この4つの筋肉が正常に働いてくれると上腕骨の骨頭を良い位置に安定させてくれる為、肩を痛めることなく動かせるのです。
例:特に頭より上で腕を振る動作→野球でボールを投げる、テニスでサーブを打つ、バレーボールでアタックを打つなど。
近年股関節にも肩と同様な働きをする股関節腱板があるということが分かってきました。
この筋肉のことをHip rotator cuff(ヒップローテーターカフ)=関節包筋とも言われています。
ヒップローテーターカフ(関節包筋)とは・・・
4つの筋肉のことを言います。
・腸腰筋(ちょうようきん)は①大腰筋(だいようきん)②腸骨筋(ちょうこつきん)をまとめて言います。
腸腰筋「特に腸骨筋」が肩で言う「肩甲下筋」に類似します。
・小殿筋(しょうでんきん)
小殿筋は肩のどこに類似するか小円筋・・・?不明です。
・内閉鎖筋(ないへいさきん)
内閉鎖筋は肩だと棘上筋に類似します。
・外閉鎖筋(がいへいさきん)
外閉鎖筋は肩だと棘下筋に類似します。
後面図
前面図
上記4つの筋肉は股関節の関節包(関節を包んでいる袋)とくっついていることから別名(関節包筋)と言われています。
※関節包は関節を包んでいる袋なので緊張したり、緩んだりできません。ただ関節包筋の4つは関節包とくっついているので筋肉が収縮するとキュッと
関節包を締めてくれることから安定した位置で大腿骨頭を動かせるのです。
このことから関節包筋の4つが働かない(サボっていると)股関節は不安定性になり安定して動かせない為、痛めやすくなるのです!
当院では股関節を診る際は必ずここをチェックして施術しています!
また変形性股関節症の方ではヒップローテーターカフの小殿筋がMRI画像により脂肪変性(しぼうへんせい)していることが分かってきました。
脂肪変性とは・・・筋肉が働いていない状態(運動不足、柔軟性不足)で筋肉が脂肪化していることを言います。
※高齢になり運動不足になると肩の腱板筋、腰の多裂筋(背筋)も脂肪変性していることが分かっています。
運動をすることで筋肉を脂肪変性させないことが大事なんです!
産後の女性では尿漏れで内・外閉鎖筋の機能低下が言われています。
この尿漏れ予防でも重要な筋肉です。
当院では筋肉、関節の機能(動きや筋力)をチェックさせていただき”ヒップローテーターカフ”を働きやすくする施術を行っています!
1日30分サーキットストレッチでは深層筋の”ヒップローテーターカフ”を働きやすくすることができます!!
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院長 善林 伸介(ぜんばやし しんすけ)
<国家資格>
柔道整復師、鍼灸師
コンディショニングトレーナー、メディカルトレーナー
身体に優しい施術を心がけています。成長期の学生のケガをしない、させない為のトレーナー活動に従事。
最近のライフワークは「健康寿命をの延ばす施術と運動を追求」です。
地域の魅力ある健康の発信地となれるよう微力な柄に精一杯お手伝いさせていただきます!
<当院実績>
水泳ジュニアオリンピック優勝選手,水泳インターハイ出場選手,水泳国体出場選手,社会人野球選手,野球独立リーグ選手,甲子園出場選手,水泳ジュニアオリンピック選手,高校サッカー選手権出場選手,女子サッカーインターハイ出場選手,女子フットサル東京代表選手,野球U-23大学日本代表選手、野球U-12日本代表選手など。
スポーツ選手も多く来院いただいております‼︎
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