腱板断裂を”悪化させる3つ”のリスク
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腱板断裂を”悪化させる3つ”のリスク

こんにちは。

今回は「腱板断裂(けんばんだんれつ)を悪化させる3つのリスクについてお話したいと思います。

そもそも腱板(けんばん)とは・・・
肩甲骨と上腕骨を繋いでいる筋肉のことを言います。
下記のイラスト4つの筋肉のことを言います。

腱板の役割としては4つ
・agonist muscle
主動筋、作動筋
肩を外転、内旋、外旋という動作を行う。




・Dynamic Stabilizer
動的安定性といい肩の位置がズレないように安定させて動かせてくれる。
肩の位置が良いからこそ大きく・速く・力強く腕を振ったり、ボールを投げたりできるんです!
◆赤丸の関節の位置が良いところにあるのが大事なんです。
ここが前後、上下にズレていると「関節可動域が悪くなる」「力が入りづらい」「痛い」という状態になります。


肩前方にある肩甲下筋(けんこうかきん)は前方に脱臼するのを防ぐ。
肩後方にある棘下筋(きょくかきん)・小円筋(しょうえんきん)は後方に脱臼するを防ぐ。

肩が脱臼(だっきゅう=外れないように)筋肉で守ってくれる

・Depressor
上腕骨の骨頭が上方に行くのを引き下げてくれる作用。

棘下筋・小円筋・肩甲下筋が働きやすい状態だと腕を上げた時に上腕骨骨頭を下方に
下げてくれる為、インピンジメンント(衝突)を防げる。
インピンジメンントを繰り返すことで腱板断裂リスクが上がります。


accessory ligament
関節包のコントロール
腱板と関節包を協調して関節位置(アライメント)がズレないようにコントロールする役割。
※関節包とは・・・肩関節を包んでくれる袋のこと。


本題に戻りますが「腱板断裂を悪化させる3つのリスク」は・・・

・肩峰下インピンジメンント
上腕骨と肩峰のスペースが7ミリ以下になり腱板筋の棘上筋がインピンジメンント(衝突)して痛くなる。

解決には2つ!
肩甲胸郭(けんこうきょうかく)関節と肩甲上腕(けんこうじょうわん)関節の動きを良くすること!
上腕骨を下方に下げてくれる棘下筋・小円筋・肩甲下筋の働きを良くする。
筋肉が硬化している場合は⇒柔軟性を上げる
筋(出)力が弱い場合は⇒腱板筋を活性化させる
上記のことでインピンジメンントを解消させられます!!

・関節内インピンジメンント=インターナルインピンジメンント
関節窩と大結節の間で腱板が挟まれて圧迫して痛める。
頭の上で腕を振る動作のオーバーヘッドスポーツで多い(野球、テニス、バレーボール、ゴルフ)など。
最大挙上(ペインフルアーク)本来は60°~120°の間でひっかかり、痛みがあるが170°~180°の時に棘上筋が挟まる。
下記のイラストの赤丸のところで挟まる。

特に女性で肩が緩い方に多い。
関節内の腱板断裂はインターナルインピンジメントの発生率が高いと考えられています。

肩甲骨が動かないで上腕骨だけがスリップするような動きが危険です!
肩甲骨も上腕骨も両方が連動して動くことが大事なんです!
※野球選手では肩の外旋時に後方での挟み込みが多いです。
下記イラスト:後方挟み込みが多いところ。

・損傷部位の伸張
腱板の過剰な伸張は気をつける。
棘上筋、棘下筋の結帯(けったい)動作は特に気をつける。
結帯動作は肩の伸展、水平外転、内旋させる動作は要注意。


当院では、腱板機能が正常化どうかを動作チェック、筋(出)力チェック、可動域チェック、肩峰下スペーステストなどを行い
施術で肩関節の動きやストレスを解消するように取り組んでおります。
肩に不安を感じている場合はお気軽にご相談下さい。

当院が行う”腱板施術”詳しくはコチラをクリック!!


院長 善林 伸介(ぜんばやし しんすけ)


<国家資格>
柔道整復師、鍼灸師

コンディショニングトレーナー、メディカルトレーナー

身体に優しい施術を心がけています。

成長期の学生のケガをしない、させない為のトレーナー活動に従事。

最近のライフワークは「健康寿命を延ばす施術と運動を追求」です。

地域の魅力ある健康の発信地となれるよう微力な柄に精一杯お手伝いさせていただきます!



 



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