関節の”ズレ”を生じやすい滑走関節とは・・・
こんにちは。
今回は関節の”ズレ”を生じやすい滑走関節(かっそうかんせつ)について簡単にお話させていただきます。
滑走関節とは・・・
関節頭と関節窩の形状が発達していて可動性に優れた関節を言います。
滑走関節には→肩関節、股関節、肘関節、距腿関節、膝関節、指関節が該当します。
肩関節
※肩関節の肩甲上腕関節がアライメント異常を起こしやすい。
股関節
肘関節
距腿関節
膝関節
指関節
上記の関節の中でも肩関節と距腿関節に関してはスポーツでアライメント(関節位置)異常をきたしやすい関節です。
肩関節はオーバーヘッドスポーツ(野球、テニス、ゴルフ、バトミントン、バレーボール)など。
頭の上で腕を振るスポーツでアライメント異常が起こりやすいです。
アライメント異常は画像(レントゲン)では分かりにくく徒手検査で関節可動域やMMT検査(筋出力テスト)、関節位置テストをして判断しています。
※特に野球肩では上腕骨の骨頭が上方、前方偏位しやすい。⇒
距腿関節(きょたいかんせつ)
距腿関節は足関節捻挫(内反捻挫)で距骨が前方移動してしまいアライメント異常が起こることが多いです。
長引く捻挫の痛みの場合はここの問題を疑います。
しゃがむとつまり感がある、しゃがめない、足首を反りにくい(伸展しづらい)
関節の”ズレ”=(アライメント異常)が起こると・・・
①痛くなる
②可動域制限が起こる
③筋(出)力が出ない
関節の”ズレ”を起きないようにするために大切な事は・・・
関節を安定させる筋肉orインナーマッスル(深層筋)を働きやすくすることです!
肩→腱板筋
腰→腸腰筋(ちょうようきん)、腹横筋(ふくおうきん=腹筋)、多裂筋(たれつきん=背筋)
股関節→中殿筋、小殿筋、外旋6筋
ひざ→内側広筋
など。
先ずは上記の筋肉が柔軟性があり、関節を動かしたときに必要な筋(出)力が発揮できるかが重要です。
ここがないのに筋の厚み(筋力アップ)だけに走り過ぎると逆に関節の”ズレ”が起きるリスクが高くなるというのを覚えておいて下さい!
当院では画像検査では分かりにくいところを詳しく診るようにしています。
・伸長テスト
・筋(出)力テスト
・アライメント(関節位置)テスト
・圧痛
・知覚・反射テスト
どこがどうなって痛いのかを説明して施術致します。
施術には安全で体に優しい筋肉・関節専門治療器具を使用しております。
関節の”ズレ”があるのではないかと不安な方は是非一度お越しください!!