寒くなり急増!ぎっくり腰が増える理由と発生メカニズムとは・・・
ホーム > 寒くなり急増!ぎっくり腰が増える理由と発生メカニズムとは・・・

寒くなり急増!ぎっくり腰が増える理由と発生メカニズムとは・・・

こんにちは。
今回は寒くなり急増中の”ぎっくり腰”の発生メカニズムについてお話させていただきます。

寒くなると体が冷えて筋肉も関節も硬くなりこわばります。
このこわばりが普段なんともない日常生活動作でギクっと痛みが発生します・・・。
ぎっくり腰は別名”魔女の一撃”とも言われ身動きができない程の痛みになることもしばしばあります。

ぎっくり腰とは・・・
主に腰部を構成する組織(筋・椎間関節、椎間板、仙腸関節)の急激な損傷や炎症によって引き起こされると考えられています。

1:組織の微細損傷と炎症

組織 発生する病態 メカニズムの詳細

腰部の

筋肉・筋膜

筋・筋膜の微小断裂(肉離れ) 急な動作(物を持ち上げる、体をひねる、咳・くしゃみなど)によって、疲労や緊張が蓄積した筋肉の繊維が部分的に損傷・断裂し、強い炎症が生じます。これが最も多いパターンの一つとされます。
*前屈(前かがみ)で痛い。
椎間関節 椎間関節の捻挫・関節包の損傷 腰椎の後ろ側にある小さな関節(椎間関節)が、無理な動きで許容範囲を超えて捻挫したり、関節を包む袋(関節包)が傷ついたりすることで、強い炎症と痛みが発生します。
*腰を反らすと痛い、反らせない。
椎間板 椎間板への微細な亀裂

椎骨と椎骨の間にあるクッション(椎間板)の線維輪に微細な亀裂が入ることで、神経終末が刺激されたり、炎症が起きたりして痛みを引き起こします。
*前屈(前かがみ)をすると背骨中心近くが痛い。
(この亀裂が進行して、髄核が飛び出すと椎間板ヘルニアとなります。)

仙腸関節

微細な不適合

(ズレや引っ掛かり)や捻挫

  • 機能障害(微細なズレ・引っ掛かり)

    • 仙腸関節のわずかな可動域が、無理な体勢や急な動作(中腰でひねる、バランスを崩す、重い物を持ち上げるなど)により、正常な動きから逸脱し、ねじれた位置で引っ掛かったり動きが固まったりする状態(機能障害)になります。

    • この機能障害により、関節周辺の靭帯関節包に過剰な牽引力や負担がかかり、強い炎症が生じます。

  • 捻挫・炎症(仙腸関節炎)

    • 急な外力(転倒、スポーツ、出産など)により、関節自体が捻挫したり、周囲の強靭な靭帯や関節包が損傷したりすることで、強い炎症が起こります。

    • 炎症が生じると、痛み物質が産生され、これが知覚神経を刺激し、激しい痛みを引き起こします。

  • 防御反応
    痛みと炎症により、周囲の筋肉(特に臀部の深層筋)が反射的に過度に収縮・硬直(筋スパズム)し、
    関節を動かさないように固定しようとします。この筋緊張も激しい痛みの原因となります。

*前屈も後屈も痛い、指で痛い場所が指せる(ワンフィンガーテスト)


ぎっくり腰、痛みのでる場所



痛みの引き金となる要因

「魔女の一撃」のように突然起こるように見えますが、多くの場合、その背景には長期間にわたる負担の蓄積があります。
これが許容量を超えた時に、何気ない動作で発症します。

潜在的な要因 詳細
慢性的な筋肉疲労 長時間のデスクワークや立ち仕事、運動不足などにより、腰を支える筋肉(特に深層筋)が疲労し、硬直して柔軟性を失っている状態。
姿勢の歪み 猫背や反り腰などの偏った姿勢により、腰椎や骨盤、特定の筋肉に常に過度な負担がかかっている状態。
筋力・柔軟性の低下 運動不足などにより、腰を支えるための体幹筋力や、股関節・太もも周りの柔軟性が低下し、急な動きに対応できない状態。
疲労やストレス 睡眠不足や精神的なストレスは自律神経のバランスを乱し、筋肉の緊張を高めることが知られています。

痛みと防御反応の悪循環
組織が損傷し炎症が起きると、身体はさらなる損傷を防ぐために防御反応を起こります。

  • ・筋スパズム(筋肉の痙攣・硬直)
    損傷部位を固定しようとして、周囲の腰の筋肉が反射的に強く収縮し、硬直します(スパズム)

  • ・血行不良
    筋肉の強い緊張は、その部位の血行不良を引き起こします。

  • ・痛み物質の蓄積
    血行不良により、痛みを感じさせる物質(ブラジキニン、プロスタグランジンなど)が蓄積し、これがさらに筋肉の緊張を高める悪循環に陥り、激しい痛みが持続します。

    <当院のぎっくり腰施術戦略>
    上記で述べたようにぎっくり腰は「筋スパズム」「血行不良」「痛み物質の蓄積」により筋肉の筋緊張が強くでます。
    痛みと動きの改善をさせることが重要になります。

    ・究極の筋膜リリース
    筋肉専用ローラーで筋緊張を緩和。
    職人が手掛けたこだわりの筋肉専用ローラー
    筋肉が解れやすい重量とローラーのベアリングが素晴らしく瞬時に筋肉の修復を助けることが期待できます。



    ・椎間関節アライメント矯正
    脊柱(背骨)は3点支持機構と言われ3点で支えられています。
    1点は背骨と背骨の間にある椎間板(ついかんばん)
    2点、3点は左右にある椎間関節(ついかんかんせつ)
    姿勢が丸くなるとこの3点支持機構に負担がかかり破綻します。
    椎間関節のアライメント(配列)を整えて椎間関節そのものの動きを良くすることで”痛みと動き”を変えます。


    痛みに即効性レーザー施術
    <目的>
    ・痛みの除痛
    ・痛めている組織の回復を良くする
    ・神経の働きを良くする
    *痛みの状況を見極めて体を動かしながらレーザーを当てて早期に動ける身体に戻していきます。


    トリガーポイント鍼施術
    ・痛みの引き金となる場所に鍼を行い”痛みと動き”を良くする施術です

    *上記で述べたようにぎっくり腰がどこの場所で発生したのかを見極めて適切な施術を行います!
    お気軽にご相談下さい!


    • 院長 善林 伸介(ぜんばやし しんすけ)
      <国家資格>
      柔道整復師、鍼灸師

      コンディショニングトレーナー、メディカルトレーナー

      身体に優しい施術を心がけています。

      成長期の学生のケガをしない、させない為のトレーナー活動に従事。

      最近のライフワークは「健康寿命をの延ばす施術と運動を追求」です。

      地域の魅力ある健康の発信地となれるよう微力な柄に精一杯お手伝いさせていただきます!




      ※少年野球チームにてご依頼を受け
      ケガをしない、させない為のストレッチ講習会。
      希望チームはお気軽にご連絡下さい。

      <当院実績>
      卓球日本代表選手、水泳ジュニアオリンピック優勝選手,水泳インターハイ出場選手,水泳国体出場選手,社会人野球選手,野球独立リーグ選手,甲子園出場選手,水泳ジュニアオリンピック選手,高校サッカー選手権出場選手,女子サッカーインターハイ出場選手,Fリーグ(フットサル)プロ選手
      女子フットサル東京代表選手,野球U-23大学日本代表選手、野球U-12日本代表選手など。
      スポーツ選手も多く来院いただいております‼︎

      <メディア紹介>

      報知高校野球 2025/3月号

      輝け甲子園の星 2018 3月号

      ドラフト2015&輝け甲子園の星ここをクリック

      元ジャイアンツ・ベイスターズ駒田さん対談記事はココをクリック





北方はりきゅう接骨院かんたん予約

過去の記事

過去の記事

Instagram でフォロー