球速アップと怪我予防を両立!投手の鍵を握る「TER」とは?
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球速アップと怪我予防を両立!投手の鍵を握る「TER」とは?

こんにちは。
球速アップにもケガ予防にも重要‼
投手の鍵を握る「TER=トータルエクストラルローテーション」について簡単にお話したいと思います。

TERとは・・・
特に野球やテニス、バレーボールなどのオーバーヘッド・スポーツ(腕を頭上に上げる動作を伴うスポーツ)において非常に重要なバイオメカニクス的指標になっています。
単なる「肩関節の柔らかさ」ではなく、複数の関節と組織が連動して作り出す「複合的な外旋の可動域」のことを言います。

トータルエクストラルローテーション(TER)は、投球動作などの”しなり”レイトコッキング期で最大化される外旋角度を指します。


TERのしなりの3つの場所

  1. 肩甲上腕関節(GH関節)の外旋: 上腕骨が肩甲骨に対して回転する純粋な関節可動域。

  2. 肩甲骨の後傾・上方回転: 肩甲骨自体が背中側に倒れる動き。



  3. 胸椎の伸展: 背骨(胸の裏側)が反る動き。

    なぜ投球時にしなりが必要か・・・?

    • 加速距離の確保
      外旋角度が大きければ大きいほど、ボールを加速させるための距離(ストローク)が長くなり、球速が向上します。

    • エネルギー伝達(キネティック・チェーン)
      下半身から生み出されたエネルギーを、体幹、肩、腕へと効率よく伝えるための「バネ」の役割を果たします。

    • 肘への負担軽減
      肩の外旋が不十分だと、それを補うために肘が過剰に外反(外側に曲がる)し、内側側副靭帯(UCL)の損傷やトミージョン手術の原因となるリスクが高まります。
      *イラスト肘外反

     

    投球時の最大外旋 (MER) 約 140°〜150° 肩甲骨・胸椎の動きを含む

    まとめ

    TER(トータルエクストラルローテーション)は、「肩関節・肩甲骨・脊柱」が三位一体となって作り出す機能的な柔軟性です。

    • メリット: 球速向上、肘の保護。

    • リスク: 過剰な外旋は肩前方の不安定性を招き、逆に不足すると肘の靭帯を痛めます。


    当院が行う「しなり」を作るTERサーキットストレッチ‼








    • 院長 善林 伸介(ぜんばやし しんすけ)
      <国家資格>
      柔道整復師、鍼灸師

      コンディショニングトレーナー、メディカルトレーナー

      身体に優しい施術を心がけています。

      成長期の学生のケガをしない、させない為のトレーナー活動に従事。

      最近のライフワークは「健康寿命をの延ばす施術と運動を追求」です。

      地域の魅力ある健康の発信地となれるよう微力な柄に精一杯お手伝いさせていただきます!




      ※少年野球チームにてご依頼を受け
      ケガをしない、させない為のストレッチ講習会。
      希望チームはお気軽にご連絡下さい。

      <当院実績>
      卓球日本代表選手、水泳ジュニアオリンピック優勝選手,水泳インターハイ出場選手,水泳国体出場選手,社会人野球選手,野球独立リーグ選手,甲子園出場選手,水泳ジュニアオリンピック選手,高校サッカー選手権出場選手,女子サッカーインターハイ出場選手,Fリーグ(フットサル)プロ選手
      女子フットサル東京代表選手,野球U-23大学日本代表選手、野球U-12日本代表選手など。
      スポーツ選手も多く来院いただいております‼︎

      <メディア紹介>

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