「膝が痛いから歩かない」はNG!知っておきたい、膝痛とウォーキングの正しい関係
膝痛がある時、「歩くのは良くない?」〜専門的な視点から解説します
「膝が痛いから、安静にしていなくちゃ」 そう考えて、歩くことを避けている方は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、膝痛があるからといって、すべて「歩くのはダメ」ではありません。
むしろ、適度な歩行(ウォーキング)は多くの膝の病気(特に変形性膝関節症など)の治療や予防に非常に重要である、というのが現在の運動療法の主流です。
しかし、「歩き方」や「痛みの程度」によっては、かえって痛みを悪化させてしまうリスクもあります。ここでは、膝痛と歩行の関係について、専門的な視点から解説します。
1. 「過度な安静」は逆効果!なぜ歩く必要があるのか?
膝痛の主な原因の一つである変形性膝関節症(ひざの軟骨がすり減る病気)において、痛みを恐れて活動量を極端に減らす「過度の安静」は逆効果になることが指摘されています。
軟骨の栄養と筋肉の維持
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軟骨への栄養:軟骨には血管がないため、適度に荷重がかかることで凹んだり戻ったりすることで関節液から栄養を取り込んでいると考えられています。適度な歩行は、軟骨を良い状態に保つための刺激になります。
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筋力の維持:安静にしすぎると、膝を支える大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)などの筋力が衰え、さらに膝関節が不安定になり、痛みが強くなるという悪循環に陥ってしまいます。
適度なウォーキングは、筋力アップ、脂肪燃焼、血行促進に役立ち、膝関節の炎症を抑える可能性も示唆されています。
2. 「痛い歩き方」が引き起こす悪循環
重要なのは「歩くこと」自体ではなく、「どう歩くか」です。膝痛を我慢して無理に歩き続けると、以下のような悪影響が生じます。
ウォーキングをする人は、していない人に比べて膝痛が少ないという研究結果もありますが、痛みをこらえて歩き続けることは、軟骨のすり減りを進行させる恐れがあるためお勧めできません。
3. 膝に負担をかけない「歩き方のコツ」と運動のポイント
膝痛があっても安全に、効果的に歩くためには、いくつかのポイントがあります。
意識すべき「正しい歩き方」
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姿勢:背筋を伸ばし、軽く胸を張る。目線は下を向きすぎず、10~20m先を見ましょう。
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着地:かかとから着地し、親指の付け根に体重を移動させ、つま先で軽く蹴り出します。
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膝の向き:膝とつま先は進行方向にまっすぐ向けるように意識します。
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歩幅:膝を曲げたまま歩くと一部に負荷がかかるため、膝を伸ばして歩幅を少し広げることを意識しましょう。
運動の頻度と注意点
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痛みがある時は無理をしない:歩行中や歩行後に痛みや違和感が生じたら、休憩したり、運動を控えたりすることが重要です。
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強度は「痛みのない程度」に:運動中や運動後に膝の痛みや腫れが出ない程度の、適度な強度で行います。
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ウォーキングの目安:いきなり長距離を歩くのではなく、1日20~30分程度から始め、無理のない範囲で行いましょう。
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膝痛改善への特効薬!当院の「1日30分のサーキットストレッチ」
適切な歩行や筋力トレーニングが大切であることはご理解いただけたかと思いますが、膝痛で悩む多くの方が最初に直面する問題は、「体が硬くて、正しいフォームで歩けない・運動できない」ことです。
間違った歩き方や運動フォームは、「硬くなった筋肉」と「狭くなった関節の可動域」が原因です。この状態を放置すると、膝の痛みは悪化する一方です。
そこで、当院では根本的な改善のために、「1日30分のサーキットストレッチ」を強く推奨し、ご提供しています。
なぜ、今すぐ「サーキットストレッチ」が必要なのか?
膝痛の裏側には、股関節や太もも、ふくらはぎの硬さがあります。
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柔軟性不足は、歩行時に膝の衝撃を吸収できなくなり、膝への負荷を増大させます。
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体が硬いまま筋力トレーニングをしても、誤った筋肉に力が入り、かえって痛みを強めるリスクがあります。
当院のサーキットストレッチは、この「硬さ」を安全かつ効率的に解消します。
「適度なウォーキング」を効果的に行うためにも、まずは「膝に優しい土台」を作ることが最優先です。あなたの膝の痛みを根本から改善するために、ぜひ当院のサーキットストレッチで、硬くなった体をリセットしましょう。

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院長 善林 伸介(ぜんばやし しんすけ)
<国家資格>
柔道整復師、鍼灸師

コンディショニングトレーナー、メディカルトレーナー
身体に優しい施術を心がけています。成長期の学生のケガをしない、させない為のトレーナー活動に従事。
最近のライフワークは「健康寿命をの延ばす施術と運動を追求」です。
地域の魅力ある健康の発信地となれるよう微力な柄に精一杯お手伝いさせていただきます!


<当院実績>
水泳ジュニアオリンピック優勝選手,水泳インターハイ出場選手,水泳国体出場選手,社会人野球選手,野球独立リーグ選手,甲子園出場選手,水泳ジュニアオリンピック選手,高校サッカー選手権出場選手,女子サッカーインターハイ出場選手,Fリーグ(フットサル)プロ選手
女子フットサル東京代表選手,野球U-23大学日本代表選手、野球U-12日本代表選手など。
スポーツ選手も多く来院いただいております‼︎
<メディア紹介>
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輝け甲子園の星 2018 3月号
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