骨盤の歪みは医学的にどうなの?痛みと姿勢の柔道整復師が伝える本当の対策
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骨盤の歪みは医学的にどうなの?痛みと姿勢の柔道整復師が伝える本当の対策

 

「あなたの骨盤は歪んでいますよ」
「骨盤矯正が必要です!」
—こんな言葉を聞いたことはありませんか?
当院では全てが骨盤が原因とは考えていません。
機能が悪くなったことが「骨盤」にでていると考えています。
下記でお話していきます。


よく腰痛や股関節痛、O脚、ぽっこりお腹…体の不調の原因として必ず挙げられるのが、この「骨盤の歪み」。

でも、本当に私たちの骨盤はそんなに簡単に「歪む」ものなのでしょうか?

今回のブログは多くの人が思うところがある・・・「骨盤の歪み」の正体と、最新の医学的知見に基づいた本当の痛みの原因、そして私たちにできる科学的な対策を分かりやすくお伝えいたします。


 

そもそも「骨盤の歪み」ってどういう状態?

 

一般的に日常で使う「骨盤の歪み」とは、医学的な診断名というよりは、臨床の現場で使われる表現です。

これは、骨盤を構成する仙骨寛骨(腸骨・坐骨・恥骨)といった骨の位置が、左右または前後にずれている状態を指します。




あなたの骨盤、下記に当てはまりますか?「歪んで」いませんか?

 

歪みのタイプ 状態のイメージ
傾き(高低差) 骨盤が左右どちらかに傾いている状態(片足に重心をかけるクセがある人に多い)
回旋(ねじれ) 片側が前に傾き、反対側が後ろに傾いている状態(仙腸関節の動きのアンバランス)
前後傾 骨盤全体が前に倒れすぎている(反り腰)か、後ろに倒れすぎている(猫背)状態

こうした「歪み」は、長年の生活習慣によって腰痛股関節痛姿勢の悪化(猫背・反り腰)、さらには脚長差(足の長さの違い)や月経周期にまで影響を及ぼすと指摘されています。


【科学的検証】「歪み=痛み」はエビデンスがない!?

 

さて、本題です。骨盤の歪みは、本当にすべての痛みの元凶なのでしょうか?

最新の医学研究に基づくと、「見た目の歪み」が、痛みや症状の直接的な原因であるという確固たる科学的根拠(エビデンス)は確立されていません。

 

① 健常者でも骨盤は左右非対称

 

CTスキャンを使った研究では、なんと痛みのない健常な人でも、骨盤は男女を問わず左右非対称であることが確認されています。

つまり、私たちの体はそもそも完璧な左右対称ではないのが普通であり、「少し非対称=歪み=悪」と判断するのは難しいとのことです。

実際、アメリカの医学誌Spineに掲載された研究では、腰痛患者と健康な人の骨盤の非対称性を比較した結果、見た目の骨盤の歪みと腰痛との間に因果関係は見いだせない、という結論が出ているそうです。

 

② 骨盤矯正で何が起きているのか?

 

「でも、骨盤矯正を受けたら痛みが楽になった!」という経験がある方もいるでしょう。これはなぜでしょうか?

専門家の間では、手技による施術で痛みが改善するのは、骨盤の「位置」が変わったからではない、という見解が有力です。

本当に改善しているのは、骨盤を構成する仙腸関節股関節といった関節の動き(可動性)や、それを支える筋肉の機能不全です。

つまり、固まっていた関節や、うまく使えていなかった筋肉が改善することで、結果的に痛みが軽減しているのです。

当院でも骨盤の左右差を整える前後を必ずチェックしていますが、骨盤を整える前は股関節の内旋(内捻り)につまり感、制限があっても
施術後はつまり感、制限がなくなります。

③ 真の敵は「関節・筋肉の機能不全」

 

多くの臨床家が着目しているのは、「歪み」という静的な状態ではなく、「体の使い方」という動的な問題です。

生活習慣や運動不足によって、骨盤周りの筋力(コアマッスル)や柔軟性のバランスが崩れると、以下のような問題が生じます。

  • 荷重の集中: 左右の回旋や高低差が、股関節や膝など特定の関節に過度なストレスを集中させてしまう。

  • 運動連鎖の破綻: 股関節と骨盤の動きがスムーズでないため、腰椎(腰の骨)や股関節、足首の動き(運動連鎖)が乱れ、全身の動きの効率が落ちる。

これが、腰痛や慢性的な不調の真の原因である可能性が高いと言えます。


 

3. 「歪み」にとらわれない!私たちがすべきこと

 

骨盤の「歪み」を気にするよりも、骨盤の「機能」に目を向けることが、痛みや不調から解放されるための最短近道と考えています。
当院では下記で説明しますが骨盤と股関節の連動性、左右のバランスを整えるサーキットストレッチを行っております。

観点 結論(科学的知見に基づく) アプローチの具体例
原因 見た目の「歪み」は原因ではない。
関節の動きの制限筋肉のアンバランス(機能不全)が問題。
固まった股関節周りのストレッチ(お尻、太もも裏)
対策 骨盤の位置を「治す」より、機能を高めることに注力する。 体幹(コア)と股関節の筋力トレーニング、深層筋(インナーマッスル)の強化
運動連鎖を高める。
目標 正しい体の使い方を再学習し、負荷を分散できる体を目指す。 立つ、座る、歩く、といった日常動作を意識的に行う

「骨盤は歪んでいるもの。大切なのは、その歪みがあっても正しく動ける体を作ること—これが、現在の科学的な結論です。

あなたの腰痛や姿勢の悩みは、無理な「矯正」ではなく、毎日の少しずつの運動で機能改善し解決に向かうはずです。
機能改善は残念ながらお薬では良くなりません。運動こそが万能薬です!
今日から、少しづつ続けられる運動を始めてみませんか?

 


 

【衝撃の真実】「骨盤の歪み」はウソ?痛みと姿勢のプロが教える本当の原因と対策

 

「あなたの骨盤は歪んでいますよ」「骨盤矯正が必要です!」—こんな言葉を聞いたことはありませんか?

腰痛や股関節痛、O脚、ぽっこりお腹…体の不調の原因として必ず挙げられるのが、この**「骨盤の歪み」**。

でも、本当に私たちの骨盤はそんなに簡単に「歪む」ものなのでしょうか?

この記事では、多くの人が信じている**「骨盤の歪み」の正体と、最新の医学的知見に基づいた本当の痛みの原因**、そして専門家が推奨する科学的な対策を分かりやすく解説します。


 

1. 骨盤の「歪み」の正体と、真の原因

 

私たちが日常で使う「骨盤の歪み」とは、医学的な診断名というよりは、臨床の現場で使われる通俗的な表現です。これは、骨盤を構成する仙骨寛骨の位置が、左右または前後にずれている状態を指します。

歪みのタイプ 状態のイメージ
傾き(高低差) 骨盤が左右どちらかに傾いている状態
回旋(ねじれ) 片側が前傾し、反対側が後傾している状態

特に「硬さ」と「歪み」に効く厳選マシン紹介

 

 股関節・骨盤の硬さに!

 

マシン名 狙う部位と効果
ネバータイトハム 太もも裏(ハムストリングス)と殿筋の柔軟性改善。腰痛の原因の一つであるハムストリングスの硬さを、「ジャックナイフストレッチ理論」で効率良く伸ばします。骨盤後傾位の改善にも効果的。
インナーサイ 股関節周辺の開閉運動による柔軟性改善。腰痛、股関節痛、骨盤の歪みの改善に。姿勢を変えて内転筋、腸腰筋など深層筋の柔軟性を高めます。
マルチヒップ 股関節を4パターンでストレッチ。硬くなった股関節、殿筋の柔軟性を改善し、インナーマッスルの強化転倒・ケガの予防に貢献。













 

マシン名 狙う部位と効果
骨盤エクササイズチェア 日頃意識しない骨盤を動かすことで、背骨と肩甲骨の連動性を高め、効率の良い動きに。四十肩・五十肩の早期回復のカギとなる骨盤の動きを引き出します。
ツイストエクササイズ 腹筋全体(特に外腹斜筋・内腹斜筋)を刺激しながら、全身の連動性とバランス感覚を向上。代謝機能アップによるウエストの引き締めにも。









  • 院長 善林 伸介(ぜんばやし しんすけ)
    <国家資格>
    柔道整復師、鍼灸師

    コンディショニングトレーナー、メディカルトレーナー

    身体に優しい施術を心がけています。

    成長期の学生のケガをしない、させない為のトレーナー活動に従事。

    最近のライフワークは「健康寿命をの延ばす施術と運動を追求」です。

    地域の魅力ある健康の発信地となれるよう微力な柄に精一杯お手伝いさせていただきます!



<当院実績>
水泳ジュニアオリンピック優勝選手,水泳インターハイ出場選手,水泳国体出場選手,社会人野球選手,野球独立リーグ選手,甲子園出場選手,水泳ジュニアオリンピック選手,高校サッカー選手権出場選手,女子サッカーインターハイ出場選手,Fリーグ(フットサル)プロ選手
女子フットサル東京代表選手,野球U-23大学日本代表選手、野球U-12日本代表選手など。
スポーツ選手も多く来院いただいております‼︎

<メディア紹介>

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