なぜ腰痛は繰り返す・・・?
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なぜ腰痛は繰り返す・・・?

こんにちは。
なぜ?腰痛は繰り返す?
実は・・・腰が弱いのではなく腰の「使い方」が変わっていることがあるのです。

なぜ腰痛は繰り返す?「腰が弱い」だけでは説明できない、身体の“使い方”の話

「一度よくなったのに、しばらくするとまた腰が痛くなる」
「マッサージを受けると楽になるけれど、仕事をするとまた痛くなる」
「腹筋や背筋を鍛えているのに、腰痛を繰り返してしまう」

このようなお悩みを持つ方は少なくありません。

腰痛を繰り返すと、「腰が弱いのかな?」「筋肉が足りないのかな?」と思ってしまいますよね。

もちろん、筋力や腰の組織の状態も大切です。しかし最近の研究では、それだけではなく、「自分の身体を感じて、状況に合わせて上手に動かす仕組み」にも注目が集まっています。

専門的には「センサリーモーターコントロール」などと呼ばれますが、難しく考える必要はありません。

簡単に言えば、身体の“動かし方・使い方”を調整する能力のことです。


腰痛は「腰が弱いから」とは限りません

私たちの身体は、普段から驚くほど細かな調整を自動的に行っています。

たとえば、床に落ちた物を拾うとき。

私たちはいちいち、

「腹筋を30%使おう」
「次に背中の筋肉を使おう」
「骨盤をこの角度にしよう」

などとは考えません。

脳が身体から入ってくる情報を受け取り、これから起こる動きを予測しながら、腰・お腹・骨盤・股関節などの筋肉を無意識に調整しています。

つまり、

感じる → 判断する → 筋肉を働かせる → 動く → また身体の状態を感じる

というやり取りを、脳と身体は常に繰り返しているのです。

腰痛では、この「感覚と運動の連携」に変化がみられる人がいることが研究で報告されています。


痛くなると、身体は腰を「守ろう」とします

ここが大切なポイントです。

腰が痛くなると、私たちの身体は自然にその場所を守ろうとします。

たとえば、

  • 腰をなるべく動かさない

  • お腹や背中に必要以上に力を入れる

  • 痛い方向への動きを避ける

  • 腰ではなく股関節など別の場所を使う

  • ゆっくり慎重に動く

といった変化が起こることがあります。

これは決して「悪い動き」というわけではありません。

ケガをした直後などには、身体を守るために必要な反応でもあります。

問題になる可能性があるのは、痛みが落ち着いた後も「守るための動き」が残ってしまうことです。

慢性・反復性腰痛では、姿勢の調整や筋肉の協調などに変化が報告されています。一方、こうした変化がすべての腰痛患者にみられるわけではないことも分かっています。


「筋力がない」のではなく「うまく使えていない」ことも

ここで、車をイメージしてみてください。

筋力を車の「エンジン」に例えると分かりやすくなります。

どれだけ大きなエンジンを積んでいても、

アクセル・ブレーキ・ハンドルを状況に合わせて使えなければ、快適には走れません。

身体も同じです。

腹筋や背筋が強くても、

「必要なときに必要な力を出す」
「力を抜くところでは抜く」
「腰・骨盤・股関節などを協調して動かす」

ことがうまくできなければ、筋力だけでは解決できない場合があります。

そのため最近では、

「腰を強くする」だけでなく「身体を上手に使えるようにする」

という考え方も重視されています。

実際、モーターコントロールトレーニングでは、筋肉そのものを大きくすることとは別に、痛みや日常生活上の不自由さが改善する可能性が報告されています。


なぜ「治ったのに、また痛くなる」の?

一つの考え方として、次のような流れがあります。

腰が痛くなる
↓
身体が腰を守ろうとする
↓
動きを小さくする・身体を固める
↓
その動き方に身体が慣れる
↓
痛みが減っても、その使い方が残ることがある
↓
仕事・家事・スポーツなどで負荷が増える
↓
身体がうまく対応できない場合がある
↓
再び腰痛を感じる

という流れです。

ただし、これは「腰痛再発の原因はすべてモーターコントロールにある」という意味ではありません。

2026年のレビューでも、センサリーモーターコントロールや運動協調の改善が再発予防に関係する可能性が論じられていますが、それが直接再発を防ぐと断定できるエビデンスはまだ限られています。

ここは非常に重要な点です。


では、どんな運動をすればいいのでしょうか?

腰痛の運動というと、

「腹筋を鍛える」
「背筋を鍛える」
「体幹を固める」

というイメージが強いかもしれません。

もちろん筋力も大切です。

しかし、モーターコントロールという視点では、

① 身体を感じる
↓
② ゆっくり正確に動かす
↓
③ いろいろな部分を協調して動かす
↓
④ 少しずつ負荷を増やす
↓
⑤ さまざまな動きに対応する
↓
⑥ 仕事・家事・スポーツで使う

というように段階を進めていきます。

目標は「腰を絶対に動かさないこと」でも、「正しい姿勢をずっと維持すること」でもありません。

さまざまな状況に合わせて、身体の使い方を変えられることが一つの目標になります。


モーターコントロール運動は本当に効果がある?

研究では一定の効果が報告されています。

2024年に25件のランダム化比較試験、合計1,253人をまとめた研究では、モーターコントロールトレーニングによって、非特異的腰痛の痛みや身体機能が改善しました。

また別のメタ解析でも、モーターコントロール運動後に痛みや日常生活上の不自由さが改善する可能性が示されています。

ただし、ここにも大切な注意点があります。

「モーターコントロール運動だけが特別に優れている」とは言えません。

2024年の研究では、PilatesやMcKenzie法との比較では明確な差が確認されませんでした。

つまり、

「この運動さえやれば腰痛が治る」

という万能な運動があるわけではないのです。


すべての腰痛に「動きの問題」があるわけでもありません

もう一つ知っていただきたいことがあります。

腰痛がある人全員にモーターコントロールの問題があるわけではありません。

実際、身体活動を行っている慢性腰痛患者と腰痛のない人を比較した研究では、調べられた感覚・運動機能について明確な差が確認されなかったものもあります。

腰痛には、

身体の動かし方・活動量・仕事やスポーツの負荷・筋力・睡眠・ストレス・痛みに対する不安など、さまざまな要素が関係します。

そのため、「腰痛=体幹が弱い」「腰痛=モーターコントロールが悪い」と一つの原因だけで説明するのではなく、その人の状態を全体として考えることが大切です。



腰痛を経験すると、

「また痛くなるかもしれない」
「腰を動かさないほうがいいのでは?」
「ずっと腰を固めていたほうが安全なのでは?」

と思ってしまうことがあります。

しかし、リハビリの最終的な目標は、腰を一生ガチガチに守り続けることではありません。

身体の状態に合わせながら、

感じる → 動く → コントロールする → 負荷に対応する → 日常生活へ戻す

という経験を少しずつ積み重ねていく。

そして、

「動いても大丈夫」
「仕事ができる」
「家事ができる」
「好きなスポーツを楽しめる」

そんな身体を目指していくことが大切です。

まとめ

繰り返す腰痛は、単純に「腰の筋肉が弱いから」「また腰の組織を傷めたから」とは限りません。

一部の方では、痛みを経験したことで、身体の感じ方や筋肉の使い方、動き方のコントロールが変化している可能性があります。

だからこそ、腰痛への対応は「鍛える」だけではなく、

身体を感じること。
正確に動かすこと。
必要な力を適切に使うこと。
そして実際の生活の中で動けるようにすること。

こうした視点も大切です。

そして何より重要なのは、「正しい動きは一つ」と身体を縛ることではなく、その人がさまざまな状況に合わせて動き方を選択できる身体を取り戻していくことです。

腰痛を繰り返している方は、「どこが悪いのだろう?」という視点だけでなく、「今、自分の身体をどう使っているのだろう?」という視点から考えてみることも、改善への一つのきっかけになるかもしれません。

そこで当院では、1日30分サーキットストレッチを行っています。
8個のマシンを使い、数十種類のメニューから身体の状態に合わせて股関節、骨盤、胸郭、肩甲骨をしっかり動かします。
ただ筋肉を鍛えるだけではなく、「動かす⇒感じる⇒コントロールする⇒日常生活で使う」
ことを意識しながら、動ける身体づくりを目指します。

目指すのは、腰をずっと固めて守る身体ではなく、「動いても大丈夫」と思える身体です!

腰痛でお困りの際はお気軽にご相談ください!


  • 院長 善林 伸介(ぜんばやし しんすけ)
    <国家資格>
    柔道整復師、鍼灸師

    コンディショニングトレーナー、メディカルトレーナー

    身体に優しい施術を心がけています。

    成長期の学生のケガをしない、させない為のトレーナー活動に従事。

    最近のライフワークは「健康寿命をの延ばす施術と運動を追求」です。

    地域の魅力ある健康の発信地となれるよう微力な柄に精一杯お手伝いさせていただきます!




    ※少年野球チームにてご依頼を受け
    ケガをしない、させない為のストレッチ講習会。
    希望チームはお気軽にご連絡下さい。

    <当院実績>
    卓球日本代表選手、水泳ジュニアオリンピック優勝選手,水泳インターハイ出場選手,水泳国体出場選手,社会人野球選手,野球独立リーグ選手,甲子園出場選手,水泳ジュニアオリンピック選手,高校サッカー選手権出場選手,女子サッカーインターハイ出場選手,Fリーグ(フットサル)プロ選手
    女子フットサル東京代表選手,野球U-23大学日本代表選手、野球U-12日本代表選手など。
    スポーツ選手も多く来院いただいております‼︎

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