高齢者の腰痛を根本から変える!「腰椎骨盤リズム」とPMテストでわかる動きの秘密
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高齢者の腰痛を根本から変える!「腰椎骨盤リズム」とPMテストでわかる動きの秘密

 

こんにちは。
今回は高齢者の腰痛を変える「腰椎骨盤リズム」についてお伝え致します。

腰痛でお悩みの方はもう気づいているはず・・・
マッサージで筋肉を解すだけではその場しのぎだということを。
マッサージで筋肉を解して血流が良くなることで痛みの軽減にはなります。
しかしまた時間がたてばもとに戻ってしまう・・・
痛み止めは疼痛管理をするもので根本的な解決にはなりません。

腰痛を判断するのに必要なのことは2つ

1:構造的問題

身体の構造(骨・筋肉・関節・椎間板など)に異常がある場合
病院でレントゲン(XP),MRI,CTで確定診断が必要です。

  • ・椎間板ヘルニア
     背骨の間にある椎間板が飛び出し、神経を圧迫することで痛みやしびれが出ます。

  • ・脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)
     神経の通り道が狭くなり、腰や脚に痛み・しびれが起こります。

  • ・すべり症
     背骨がずれて神経を圧迫することで痛みが出ます。

  • ・変形性腰椎症
     加齢や負担で背骨が変形し、関節や骨の摩擦で痛みが出る状態です。

  • ・骨粗しょう症による圧迫骨折
     骨がもろくなり、軽い衝撃でも腰椎が潰れて痛みを起こします。


2:機能的問題

骨や関節などの構造には異常がないのに、身体の使い方やバランスの崩れで起こる腰痛のこと言います。
もっと簡単に言うと”動き方や筋肉の働き方”の問題です。

基本的に接骨院(整骨院)に来院される多くの方は病院で画像を撮ったが
構造的な問題はないと言われたが多いです。

この機能的問題の腰痛を解決するのに必要なのが「股関節と骨盤」の動きを変えることなんです!
腰痛の高齢者の多くは股関節・骨盤が動いていません。

Lumbopelvic Rhythm(腰椎骨盤リズム)とは・・・

腰椎骨盤リズムとは、体幹の前後屈(前かがみになったり、後ろに反ったりする動き)において、腰椎(腰の骨)の動きと骨盤の動き(主に股関節の動き)
が相互に協調して連動する運動パターンを指します。

      • 体幹前屈(お辞儀)時:

        1. 動作の初期は腰椎の屈曲(丸まる動き)が比較的大きい。

        2. 動作の中盤では腰椎と股関節の屈曲が同程度になる。

        3. 動作の後半では、骨盤の前傾(股関節の屈曲)が大きくなる。

      • 破綻が起こると: 股関節の動き(柔軟性)に制限がある場合、その不足分を補うために腰椎が過剰に動いてしまい
        腰部に負担(ストレス)が集中し、腰痛の原因となることが知られています。

        腰椎骨盤リズムの破綻がないかを見つけ出すPMテスト

        PMテスト (Pelvic Mobility Test) とは

         

        • 目的: 股関節の屈曲可動域(解剖学的には約90°)を超えて太ももを曲げる動作では、骨盤(仙腸関節)や腰椎の動きが連動する必要があります。
          PMテストは、この連動性腰椎の可動性を評価し、異常な運動パターン(腰椎骨盤リズムの破綻)がないかを見つけ出すために用いられます。

        • 評価されるポイント: 股関節の屈曲時に、検者の手で触知している骨盤の動き(主に後傾)がスムーズに起こっているかを確認します。
          この動きが制限されている場合、腰椎に負担がかかりやすい状態であると判断されます。


         

        両者の関係性

         

        PMテストは、腰椎骨盤リズムの「機能性」を評価する臨床的手段として位置づけられます。

        項目 腰椎骨盤リズム PMテスト (Pelvic Mobility Test)
        概念 腰椎と骨盤・股関節の協調的な運動パターンを定義する概念。 股関節屈曲時における骨盤・腰椎の動き(可動性)を評価する検査手法。
        関係性

        PMテストで骨盤の動きに制限が認められる場合、腰椎骨盤リズムの破綻(特に股関節の動きの制限を腰椎で代償している状態)を示唆します。

         

         

  • 高齢者の特徴:

    • 加齢や変形性股関節症の合併などにより、股関節の可動域が制限されているケースが多く見られます。

    • また、体幹深層筋(インナーマッスル)の機能低下により、骨盤の安定性(スタビリティ)が損なわれ、これも腰痛につながります。

  • 改善の可能性: 股関節周囲の筋肉(特に臀筋や腸腰筋など)を強化・ストレッチし、骨盤の安定化を図ることで、腰椎への負担を軽減し、高齢者の腰痛改善に寄与すると考えられています。


腰椎と骨盤(股関節)の連動性を良くすると働きにくくなっていたインナーマッスル(深層筋)も働きやすくなります!
1日30分で効率よく腰椎骨盤リズムを取り戻すサーキットストレッチ!






トレーニング前後で指床距離をチェックすると歴然と違いが分かります!
また立っている感覚が骨盤が猫背の方は中立位になり腰椎が伸びてる感覚が実感できます!



院長 善林 伸介(ぜんばやし しんすけ)
<国家資格>
柔道整復師、鍼灸師

コンディショニングトレーナー、メディカルトレーナー

身体に優しい施術を心がけています。

成長期の学生のケガをしない、させない為のトレーナー活動に従事。

最近のライフワークは「健康寿命をの延ばす施術と運動を追求」です。

地域の魅力ある健康の発信地となれるよう微力な柄に精一杯お手伝いさせていただきます!




※少年野球チームにてご依頼を受け
ケガをしない、させない為のストレッチ講習会。
希望チームはお気軽にご連絡下さい。

<当院実績>
水泳ジュニアオリンピック優勝選手,水泳インターハイ出場選手,水泳国体出場選手,社会人野球選手,野球独立リーグ選手,甲子園出場選手,水泳ジュニアオリンピック選手,高校サッカー選手権出場選手,女子サッカーインターハイ出場選手,Fリーグ(フットサル)プロ選手
女子フットサル東京代表選手,野球U-23大学日本代表選手、野球U-12日本代表選手など。
スポーツ選手も多く来院いただいております‼︎

<メディア紹介>

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