腰の痛みと両足のしびれは要注意!考えられる2大疾患と緊急サイン
今回は腰の痛みと両足のしびれについて簡単にお話させていただきます。

「腰が痛い」「そして両足までしびれる」——そんな症状に悩んでいませんか?
腰痛だけでなく両足にしびれが出ている場合、それは単なる筋肉の疲れではなく、腰の神経が強く圧迫されているサインかもしれません。
このブログでは、腰痛と両足のしびれの原因として最も考えられる2大疾患と、すぐに病院に行くべき危険なサインについてお伝え致します。
なぜ「両足のしびれ」が起こるのか?
腰には、脳から続く太い神経の束(脊髄)があり、腰の部分で馬のしっぽのように枝分かれしています。この部分を馬尾神経(ばびしんけい)と呼びます。
この馬尾神経や、そこからさらに枝分かれする神経根が、骨や軟骨によって圧迫されると、その支配領域であるお尻や足にしびれや痛みが発生します。特に両足にしびれが出る場合は、脊柱管の中心部分で神経の束全体が圧迫されている可能性が高くなります。

両足のしびれで考えられる2大疾患
腰痛と両足のしびれがある場合に、まず疑われるのは以下の2つの疾患です。
1. 慢性的な圧迫の代表:腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)
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どんな病気?
主に加齢に伴い、背骨の中にある神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、神経が慢性的に圧迫される病気です。
骨の変形(骨棘)や靭帯の肥厚などが原因となります。中高年の方(50歳以上)に多く見られます。 -
特徴的な症状:
間欠性跛行(かんけつせいはこう)
数分間歩いたり、立っていたりすると、足がしびれたり痛くなったりして歩けなくなります。しかし、少し前かがみになって休むと症状が軽減し、また歩けるようになる、ということを繰り返すのが特徴です。
安静時は症状が出にくいことが多いです。
2. 急性の圧迫の可能性:腰椎椎間板ヘルニア(ようついついかんばんヘルニア)
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どんな病気?
背骨のクッションである椎間板の一部が飛び出し、近くの神経(神経根や馬尾神経)を圧迫する病気です。
比較的若い方(20〜40代)にも多く見られます。
*写真:片側ヘルニアで片足の痺れ、仮に逆側も同様であれば両側性の足の痺れになります。

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両足にしびれが出る場合:
ヘルニアは通常、片側の神経根を圧迫して片足にしびれが出ることが多いですが、ヘルニアが脊柱管の真ん中に大きく飛び出した場合、両側の神経を同時に圧迫し、両足にしびれが出ることがあります。
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特徴的な症状:
腰の激しい痛みや、お尻から太もも、ふくらはぎにかけて広がる坐骨神経痛(鋭い痛みやしびれ)。前かがみになったり、座ったりすることで症状が悪化しやすい傾向があります。
見逃してはいけない!緊急性の高いサイン
両足のしびれとともに、以下の症状が一つでも現れた場合は、神経の圧迫が非常に強い可能性があります。これは馬尾症候群と呼ばれ、治療が遅れると重篤な後遺症につながる恐れがあるため、すぐに病院(整形外科)を受診してください。
| 緊急サイン | 症状の内容 |
| 排尿・排便の異常 | 尿が出にくい、または勝手に漏れてしまう(尿失禁) / 急にひどい便秘になった |
| 両足の急激な麻痺 | 足に急に力が入らなくなり、歩くことが難しくなった |
| 会陰部の異常感覚 | 股の間(サドルが当たる部分)の感覚が鈍い、または全くない |
院長 善林 伸介(ぜんばやし しんすけ)
<国家資格>
柔道整復師、鍼灸師

コンディショニングトレーナー、メディカルトレーナー
身体に優しい施術を心がけています。
成長期の学生のケガをしない、させない為のトレーナー活動に従事。
最近のライフワークは「健康寿命をの延ばす施術と運動を追求」です。
地域の魅力ある健康の発信地となれるよう微力な柄に精一杯お手伝いさせていただきます!


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<当院実績>
水泳ジュニアオリンピック優勝選手,水泳インターハイ出場選手,水泳国体出場選手,社会人野球選手,野球独立リーグ選手,甲子園出場選手,水泳ジュニアオリンピック選手,高校サッカー選手権出場選手,女子サッカーインターハイ出場選手,Fリーグ(フットサル)プロ選手
女子フットサル東京代表選手,野球U-23大学日本代表選手、野球U-12日本代表選手など。
スポーツ選手も多く来院いただいております‼︎
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