肩を安定させる前鋸筋!マヒすると翼状肩甲とは・・・
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肩を安定させる前鋸筋!マヒすると翼状肩甲とは・・・

こんにちは。

今回は「肩を安定させる前鋸筋(ぜんきょきん)についてと翼状肩甲(よくじょうけんこう)」について簡単にお話いたします。

前鋸筋はで肋骨~肩甲骨内側に付着する筋肉のことを言います。
前鋸筋は(深層筋=インナーマッスル)で肩を動かす際にケガをしないように安定させる役割がある筋肉です。
特にオーバーヘッドスポーツ(手を頭より上げて行う野球、ゴルフ、テニス、バトミントン、バレーボールなど)は前鋸筋の安定性がとても重要になります!
右のイラストを見て下さい。
前鋸筋は肋骨~肩甲骨の前面から内側に付いているのが分かると思います。
 

前鋸筋の作用

前鋸筋は上部繊維・中部繊維・下部繊維3つの分かれています・

・前鋸筋上部繊維⇒肩甲骨下方回旋、前傾

・前鋸筋中部繊維⇒肩甲骨外転

・前鋸筋下部繊維⇒肩甲骨外転、上方回旋





上記のイラストを見ていただけると前鋸筋が肩甲骨の動きに関係性が深いことが分かると思います。

前鋸筋の機能低下

四十肩・五十肩、スポーツ障害の前鋸筋機能低下は肩甲骨の動きとMMT(筋力評価テスト)をすると分かります。

<前鋸筋テスト>



<前鋸筋 Elbow Push Test>



翼状肩甲(よくじょうけんこう)とは・・・

胸郭から肩甲骨が浮いてしまうことを言います。

前鋸筋の筋力低下や前鋸筋を支配している長胸神経(ちょうきょうしんけい)の損傷でマヒが起こります。


※長胸神経は首からの神経C5~C7神経支配です。
首の動きのチェックも大事になります。



麻痺が起こる原因は様々

・肘枕で長時間過ごす

・重い荷物をリックで肩甲骨周囲に過度の負荷を与える

・スポーツ(野球・テニス・バトミントン・ゴルフ・バレーボール)で使い過ぎ、繰り返しフォームが悪い負荷をかける。

症状

腕を前方に挙げる肩関節屈曲動作が制限される。


シャツを脱いで左右の肩甲骨を比べて診ると麻痺側は肩甲骨の浮きがでるため分かりやすい。


治療

整形外科
原因となっている動作や肢位を避ける。
平均9ヶ月で回復すると言われているそうです。
腕の挙上制限がある場合は肩甲骨固定装具を装着。
2年以上回復しない場合は手術。

当院

積極的保存療法(治療)を行います。

・前鋸筋以外の肩関節を安定させる筋肉。
下記のイラスト
ココを中心に筋肉・関節が動かせるように硬化を取り除きます!


筋肉専用ローラーで揉み返しなく短時間でほぐす!



・前鋸筋の機能を回復させるべく関節矯正

前鋸筋は肩甲骨から肋骨に筋肉が付いています。
前鋸筋に関わる肩関節
・肩甲上腕関節
・肩甲胸郭関節
2つの関節の動きをよくすることで前鋸筋の機能がグ~ンと向上します!

何故なら前鋸筋は冒頭で述べたように肩甲骨の動き
・上方回旋
・下方回旋
・肩甲骨外転
・前傾
に深く関わっています。

肩甲骨と上腕骨、肩甲骨と胸郭の動きを整えることで機能がグ~ンと向上します!!

<肩甲上腕関節>




<肩甲上腕関節矯正>


<肩甲胸郭関節>
肩甲骨


<肩甲胸郭関節矯正>

前鋸筋機能不全、前鋸筋麻痺や肩の不調でお困り方は是非一度お気軽にご相談下さい!!

親切・丁寧に対応させていただきます。

前鋸筋ブログこちらも是非読んで下さい!!下記をクリック!!
・肩痛・背中痛改善にカギを握る”〇〇筋”とは・・・


院長 善林 伸介(ぜんばやし しんすけ)


<国家資格>
柔道整復師、鍼灸師

コンディショニングトレーナー、メディカルトレーナー


2008年開業 

一般の方からスポーツをしている学生まで多くの施術に従事。

成長期の学生のケガをしない、させない為のトレーナー活動に従事。

ただ施術を行うのではなく、患者様(小学生でも)ご自身の身体を知ってもらえるよう心がけた説明と施術を大事にしております。

皆様の健康寿命を延ばす!お手伝いを是非させて下さい!!

 



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