肩「インターナル(関節内)インピンジメント」とは・・・
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肩「インターナル(関節内)インピンジメント」とは・・・

こんにちは。
今回は野球肩で多いインピンジメント症候群について簡単にお話致します。
インピンジメントとは・・・
衝突や挟み込みという意味です。
どこの場所で衝突や挟み込みが起きるのかを下記でご説明していきます。
インピンジメント症候群には大きく分けて2つあります。
1:関節内(肩甲上腕関節)インピンジメント→・後上方インピンジメント(PSI)・前上方インピンジメント(ASI)の2つがあります。
2:関節外(滑液包面)インピンジメント→・烏口下インピンジメント・肩峰下インピンジメントの2つがあります。

今回は投球障害で多い「インターナル(関節内)インピンジメント」の後上方インピンジメント(PSI)について簡単にお話致します。

投球時のコッキング後期(外転・外旋位)にリスクが高くなります。


後上方インピンジメント(PSI)は投球時の過度の水平外転、外旋位で肩後方にストレスを与えます。
イラスト:水平外転

イラスト:外旋

※肩を上から見たイラスト
上腕骨頭と肩甲骨関節窩後上方(上腕骨がハマっている所)が衝突して腱板(棘上筋、棘下筋)が挟み込まれて肩が痛くなります。
腱板の損傷や炎症が起きて可動域制限が起こります。
赤丸の肩峰下スペースには棘上筋・棘下筋・肩峰下滑液包・肩甲上神経などが存在しています。
インピンジメントになると上記の組織に問題が起こます。
骨と骨同士が衝突(インピンジメント)することで骨棘(トゲ)ができてしまうと骨棘切除術する場合があります。

肩後方にある棘下筋、関節包が柔らかければ上腕骨骨頭は良い位置で回るため問題が起きません。
しかし下記図のように棘下筋、後方関節包が硬いと上腕骨骨頭が前に押し出されてしまい(アライメント=関節位置)異常が起きてしまいます。
※他のスポーツ競技(テニス、バトミントン、バレーボール)四十肩、五十肩でも棘下筋、後方関節包は硬くなります。

棘下筋、小円筋はボールを投げて腕を振る際にブレーキをかける働きがあります。
ここが硬いとブレーキをかけれないので腕を強く振ることができません。
”腕を強く振る為には棘下筋、小円筋の安定性、柔軟性”が大事になります!
※棘下筋、小円筋の機能を高める”スリーパーストレッチ”クリックでブログ読めます‼



肩後方組織セルフ硬さテスト
後方組織→(棘下筋、小円筋、関節包)
・手を逆の肩に置きます。
鼻の中心ラインに肘先端の骨(肘頭)がくればOK!


・肩後方組織が硬いと肘先端の骨(肘頭)は鼻のラインまでいかない。

・肩の後方組織が柔らかいと鼻のラインよりも肘の先端の骨(肘頭)は越す。

当院のインターナルインピンジメントに対する施術戦略
・肩後方組織(棘下筋、小円筋)を筋膜リリース!
特殊筋肉専用ローラーを使用して短時間で揉み返しなくほぐします。

・肩(上腕骨骨頭)のアライメント(関節位置)矯正
腱板筋(けんばんきん)は上腕骨骨頭(大結節、小結節)に付着しています。
上腕骨骨頭は野球ボールみたいに丸い形をしているため肩甲骨関節窩(上腕骨がハマる場所)で
転がって、滑るような動く為(転がり、滑り運動)と言われています。
ここを手で転がし滑らせて関節位置を戻します!
長年の経験から上腕骨骨頭そのものを良い位置に戻すようにしてあげると肩後方の硬さが取れていきます!
関節の位置(アライメント)を解消させると・・・
①可動域が良くなる
②力が入りやすくなる(筋出力が上がる)
③痛みが消失する
当院では肩のアライメント矯正は3パターン
①上腕骨骨頭そのものの位置を整えます。


②肩甲上腕関節(GH)→肩甲骨と上腕骨を連動させて関節の位置を整えます。

③肩甲胸郭関節→肩甲骨と胸郭を連動させて関節の位置を整えます。
※肩甲胸郭関節の動きが良くなることで胸→肩→肘→手首という順番に力を伝えることができます。
人間の身体は体の中心(中枢=体幹)から動き良く力を発揮できる状態がベストなんです!
しかし胸(胸郭)が硬く動きが悪いと肩(腕)で投げようとする為、肩や肘関節に負担がかかりやすくなります。
肩甲胸郭関節の動きが良くなると筋(出)力が入りやすくなるので腕の振りが変わります!

リハビリ(運動療法)
町工場の職人が手掛けたトレーニング機材を使用!
肩後方組織に対して”動きの中”で後方組織の硬さを戻す。
目的:肩後方組織(棘下筋、小円筋、後方関節包)の硬さ解消!
脊柱(胸椎)の回旋、肩甲骨可動域の改善。

※あなたもこれで肩マスター‼
肩を安定させてくれる腱板筋(インナーマッスル)について詳しくはクリック‼


  • 院長 善林 伸介(ぜんばやし しんすけ)
    <国家資格>
    柔道整復師、鍼灸師

    コンディショニングトレーナー、メディカルトレーナー

    身体に優しい施術を心がけています。

    成長期の学生のケガをしない、させない為のトレーナー活動に従事。

    最近のライフワークは「健康寿命をの延ばす施術と運動を追求」です。

    地域の魅力ある健康の発信地となれるよう微力な柄に精一杯お手伝いさせていただきます!



<当院実績>
水泳ジュニアオリンピック優勝選手,水泳インターハイ出場選手,水泳国体出場選手,社会人野球選手,野球独立リーグ選手,甲子園出場選手,水泳ジュニアオリンピック選手,高校サッカー選手権出場選手,女子サッカーインターハイ出場選手,女子フットサル東京代表選手,野球U-23大学日本代表選手、野球U-12日本代表選手など。
スポーツ選手も多く来院いただいております‼︎

<メディア紹介>

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