変形性関節症とは・・・。
こんにちわ。
今日は、ご年配者に多い変形性膝関節症(O脚)のお話をしたいと思います。
変形性膝関節症は、老化現象だから治らないものとあきらめている方が多いですが、ちゃんと手入れをすればひざの痛みは和らぎます。
その証拠に、お年寄りでもひざの痛くない人はたくさんいるではないでしょうか。
ぜひ一念発起して、ひざの治療に取り組んでほしいと思います。
ひざの痛むには、ごく大ざっぱにいうと、ひざの骨と骨がぶつかるせいです。
普通は関節と関節の間にある軟骨がクッション役になっていて、ちょっと歩いたくらいでは痛んだりしません。
ところが、ひざが悪い人は軟骨がすり減っていて、骨と骨がじかにすり合わされてしまうため、痛みだすのです。
とくに階段を降りるときに痛くなるのは、体重のおよそ7倍もの重さがひざにかかるからです。
痛みをとる初期治療には、鍼やお灸、関節調整をやると効率が良いです。
消炎鎮痛剤にあまり長く頼っていると関節に負担がかかって、かえって症状が悪くなっている方も多いです。
ひざのまわりにお灸をすえるという、じつに簡単なことで効果があるのでやってみる価値はあります。
変形性ひざ関節症は、転んだり、捻ったりして痛めた外傷とは違い、ふだんの生活環境(体重増加・運動不足による筋力低下)姿勢などから時間が経過して痛くなったものなので、短期間ではなかなかよくならず、ある程度の期間、治療が必要です。
当院でもお灸治療もおこなっておりますが、ご自身でもセルフケアとしてお灸をすえることによりさらに効果をあげられます。
痛みがとれれば動けるようになるし、少しずつ歩けるようになれば筋肉もしっかりしてきて、ひざの関節への負担を減らすことができます。
ひざに水がたまりやすい方にも、お灸はオススメします。炎症が続くと水がたまってきますが、お灸は痛みをとるだけでなく炎症を鎮める作用もあり、毎日続けていると水がたまらなくなります。
病院で何度も水を抜いてもらっても2週間くらいすると水がたまってしまうというような方は、はれている部分を囲むようなところにある血海(けっかい)、膝眼(しつがん)、陽陵泉(ようりょうせん)、曲泉(きょくせん)、委中(いちゅう)というツボに毎日お灸をすると効果的です。
お灸をやっている間はまったく水がたまらなくなったという方はけっこう多いです。
筋肉を強化すれば痛まなくなる!
すり減った軟骨はもとに戻すのは難しいですが、ひざが痛くならないようにすることはできます。
普通はひざの関節は軟骨があるために運動しても痛まないのですが、じつはもう一つ、骨への衝撃をやわらげるしくみが人体には備わっています。
太もも(大腿四頭筋)という筋肉です。飛んだり跳ねたりしても痛くないのは、関節への衝撃をやわらげようと、太ももの筋肉がしっかりこらえているからです。
そこで、ひざの治療は、まず第一に痛みをとる。次に、太ももの筋肉を強化するトレーニングをすることです。この二つが基本です。
本日も読んでいただきありがとうございました。
当院では、一人一人にあった治療(マッサージ・はり・きゅう・関節調整)などリハビリのアドバイスもいたします。
また、市川市はりきゅう助成券(65歳以上)も利用できます。詳しくはホームページを参照して下さい。
当院で使用しているお灸は、やけどや痕も残らない安全なものを使用しておりますので初めての方も安心して治療を受けられます。
自宅でできるお灸も200個入り¥1500で販売しております。
お困りな事がございましたら一人で悩まず当院へご相談ください。