扁平足の予防、対処、治療法とは・・・
こんにちは。
今回は扁平足(へんぺいそく)について予防、対処、治療法のお話をさせていただきます。
扁平足(へんぺいそく)とは・・・
足裏の土踏まずがつぶれて平らになった状態を言います。
上のイラストは通常の足です。
下のイラストが偏平足の足です。
土踏まずには内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチの3種類があります。
歩行時の衝撃を吸収して足の筋肉や関節を保護する役割があります。
扁平足になると衝撃吸収の役割が低下し、足の痛みや疲労、変形などの症状を引き起こす可能性があります。
扁平足の原因
- ・遺伝的な要因や乳幼児の時期に土踏まずがうまく形成されなかったことで起こります(先天性)
- ・大人になってからの運動不足や加齢による筋力の低下、腱のゆるみ、肥満による負荷の増大などで起こります(後天性)
扁平足になるまでの足の変化
①後脛骨筋(こうけいこつきん)筋、腱の支持性の低下から起きます。
②後脛骨筋が働きにくくなると後足部外反(こうそくぶがいはん)が起こります。
③前足部外転します
④ショパール関節の靭帯の伸張が起こり扁平足が起こります。
スポーツで扁平足になると「足が遅い」と言われるのはウインドラス機構・トラス機構と呼ばれる「足裏のバネ機能」が上手く働かなくなり、足・膝・股関節の軸が合わず力が上手く伝わらない事が大きな原因と考えられています。
発症初期の段階では、症状は内くるぶし後方の腫れや痛み、扁平足変形が進行するとバランス能力の低下や歩行時痛が起こります。
また足首や膝、腰に負担がかかりやすくなり、腰痛やひざ痛の原因になります。
当院の扁平足のケア施術
偏平足の始まりは後脛骨筋の支持性の低下、筋・腱が働きにくくなることなので後脛骨筋のケアが重要になります。
加齢により後脛骨筋が働きにくい、また過度のスポーツにより負担増により後脛骨筋の炎症による機能不全など。
- ふくらはぎの筋肉の柔軟性低下で、踵の骨を持ち上げる力が働き、足底筋が引っ張られてアーチが伸ばされることで土踏まずが平らになることからふくらはぎのケアも大事になります。
後脛骨筋、ふくらはぎの筋膜リリースすることでふくらはぎ~足首、足趾まで動きやすくなります。
足のアーチの負担軽減にもなります。
自宅でできるケア
タオルギャザー
目的:足底筋の強化、足趾(足指)の筋力訓練、土踏まず(縦アーチ)の維持。
左右10回2セット行う。
足底筋膜ストレッチ
目的:足関節機能を維持、向上、アーチ再形成を手助けする
百均で販売しているものを使用
※変形性ひざ関節症の方の多くは足底筋膜が硬く上のストレッチが苦手の傾向が高いです。
ひざの悪い方にもオススメ!!
ショートフットエクササイズ
目的:縦アーチを形成する内在筋の一つ母趾外転筋の強化→動的安定化機構とも言われる。
内在筋とは・・・足部のみに存在する小さな筋のことを言います。
動的安定化機構(前脛骨筋・後脛骨筋・腓骨筋・長母趾屈筋・短母趾屈筋・母趾外転筋・足底方形筋)
静的安定化機構(足底腱膜、バネ靭帯)
足の親指(母趾)の付け根、第一中足骨頭と踵骨(かかとの骨)近づけるイメージで母趾外転筋の部分に力を入れる
※ポイント 足の指(足趾)は曲がらないようにする!
5秒間、母趾外転筋に力を入れる
左右10回を2セット行う。
扁平足をサポートするインソール(中敷き)
インソールは足底を支えて縦アーチをサポートしてくれたり、足本来の働きをサポートし安定感が出て歩きやすくなります。
足の疲れを緩和してくれることが期待できます。
野球少年~シニアの方まで人気です!
人気の秘密はとにかく”機能”(動き)が良くなるからです!!
筋肉、関節の動きを若返らせる運動→①股関節、②骨盤、③胸郭、④肩甲骨を徹底的にストレッチを行えます。
それもただのストレッチではなく股関節と骨盤、胸郭と肩甲骨というように”連動”させてストレッチができるマシンなのです!
またインナーマッスル(深層筋)とアウターマッスル(表層筋)両方を働きやすくすることができるマシンです!
※インナーマッスルは関節を安定させてくれる筋肉です。(関節がズレたり脱臼しないように求心位に保つ筋肉。)
アウターマッスルは関節を大きく動かしパワー(力)を発揮してくれる筋肉です。
<国家資格>
柔道整復師、鍼灸師
コンディショニングトレーナー、メディカルトレーナー
身体に優しいで”変化と効果を実感”できる施術を心がけています。
成長期の学生にケガをしない、させない為のトレーナー活動に従事。
最近のライフワークは「健康寿命を延ばす施術と運動を追求」です。
地域の魅力ある健康の発信地となれるよう微力な柄に精一杯お手伝いさせていただきます!