足趾の3つの変形”かがみ指”ハンマートゥーとは・・・
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足趾の3つの変形”かがみ指”ハンマートゥーとは・・・

こんにちは
今回は足趾の変形「ハンマートゥー」について簡単にお話させていただきます。

ハンマートゥーとは・・・
趾がハンマーのような形状に見えることからハンマートゥーと呼ばれています。

足の指が曲がってしまい固まり、変形した状態のことを言います。通常は(第2~5趾)が変形します。
指の変形には3つハンマートゥ(ハンマー趾)・マレットトゥー(槌指)・クロートゥ変形というものがあります。

原因:
・偏平足や外反母趾などの足の問題
・足の筋肉の不均衡、足のアライメント(関節位置)異常
・関節の炎症や損傷
・自分の足の形状に合っていない靴を長期間にわたって履き続けること
・靴のサイズが合ってなく脱げないように足の指を曲げて踏ん張ったり、足趾を長時間曲がった状態も要因。
・内科的疾患→関節リウマチ、痛風、糖尿病などからくる変形

ハンマートゥー、クロートゥー、マレットゥーをまとめて”かがみ指”と言います。
かがみ指は、力を入れなくても普段から足の指の関節が曲がっている状態のことを言います

正常な状態だと約20度背屈できます。


かがみ指のように指を曲げて反ってみると足首は背屈しづらくなってしまい20度以下になってしまいます。
足首が背屈しづらくバランスも取りにくくなり、つまづきやすく転倒の危険が増えます。


・ハンマートゥー:金槌(かなづち)の英語でハンマー(Hammer)
第二関節が曲がった変形です。
MP関節伸展、PIP関節屈曲、DIP関節伸展
タコがある場合、その原因は屈み指(かがみ指)が疑われます。
子供からご年配の方まで多く見られ、歩行時にギュッと曲がる「かくれ屈み指(かがみ指)」の方もいます。
足趾の筋肉が拘縮(こうしゅく)するのでココを施術することが大事になります。
※筋肉拘縮とは・・・
筋肉が縮んで伸びなくなり、関節の可動域が制限された状態を言います。
関節が硬くなり、筋肉や靭帯、関節包などの組織も硬くなることで動作がしにくくなります。

・クロートゥー:鉤爪(かぎつめ)の英語でクロー(Claw)
第一関節、第二関節が曲がった変形です。
MP関節伸展、PIP関節屈曲、DIP関節屈曲

・マレットトゥー:木槌(きづち)の英語でマレット(Mallet)、
別名:槌指(つちゆび)
とも言われています。
第一関節のみが曲がった変形です。
DIP関節屈曲

※手の突き指損傷(マレットフィンガー)と言いマレットトゥー同様に第一関節(DIP関節屈曲)が多い。→手の場合、指の伸筋腱の損傷。関節内骨折を伴うこともある。

  • 症状
    ・長時間の歩行痛
    ・靴を履いている時に痛い
    ・関節が拘縮して硬く曲げにくい
    ・タコができる

  • ・転倒、つまづき
    ・運動機能低下

    治療
    病院→痛み止め、まれに装具固定
    手術→関節膜の切除
    根本改善は難しいと言われています。

    当院の施術
    目的:変形の進行を防ぐ、痛みの緩和、関節可動域改善
    1:筋肉専用ローラーで筋膜・腱膜リリース
    足趾の筋肉、腱の不均衡を筋膜リリースすることで筋・腱の滑走性が良くなり指の痛みの軽減、可動域改善、足趾に力が入りやすくなります。
    筋、腱の硬さ、太さ、滑走性の動きに応じて3種類のローラーを使い分けています。



    狙う筋肉は内在筋(ないざいきん)3つ→①底側骨間筋、②背側骨間筋、③虫様筋
    内在筋とは・・・4層の筋肉から構成されていて関節を安定させてくれる役割があります。ローカルスタビライザー(安定化筋)
    内在筋はとても大事で筋疲労が生じると舟状骨が低下する=舟状骨の低下は偏平足になりやすくなります。
    1層・2層は内外側縦アーチを補強してくれます。
    3層・4層は前後横アーチを補強してくれます。
    イラスト→左が縦アーチ、右が横アーチ

    ※外在筋(がいざいきん)はグローバルモビライザーとして動きの中で衝撃吸収と推進機能の両方の役割があります

    ①底側骨間筋の機能は、第3~5趾を屈曲させる筋肉です。足趾の内転(第2趾に他の趾を近づける筋肉)

    足の横アーチを維持して足の指を正しい位置に保つために重要な筋肉なのです!
    歩行や走る際にも安定性とバランスにも活躍してくれる筋肉です。
    この筋肉が働いてくれることで足の変形や痛みを防ぐことができます!

  • ②背側骨間筋の機能は、第2〜4趾の屈曲させる筋肉です。足趾の外転(第2趾から他の趾を遠ざける筋肉)


    ③虫様筋:足裏の腱と足趾の根元にくっついている。足裏の方から筋肉を引っ張ると足趾を曲がる。

    • 足指を曲げる→指の腹で細かいものをつまむような動作、しっかり踏ん張るのに重要な筋肉です!
      足指を拇趾側に寄せる内転の動きを制御する
      立っているときのバランスを取る動作に働く
      足底にかかる圧力を均等に分散させる
      足趾を個別に動かす能力を提供する
      足趾の先の感覚と運動の調整を助ける




    2:痛みに即効性レーザー治療
    関節の変形が進行する過程で滑膜炎が生じると痛みが強くなります。
    レーザー治療を早期にすることで滑膜炎の痛みを除痛させることができます。


    3:関節アライメント矯正
    アライメント(関節位置)を良くするとメリット3つ
    ①痛みが軽減する、②可動域が良くなる、③力が入りやすくなる

  • 骨と骨の関節の軸を合わせてアライメント(関節位置)を整えます。


    自宅でできるセルフチェック&リハビリ
    下記ができるかチェックしてみましょう!
    行いづらかったり、できない場合は1日10回を目安に行いましょう!!

    1:ショートフットエクササイズ
    足趾を曲げずに(屈曲)足長を短くさせるようにアーチを挙上させる

    ・小趾外転筋
    ・母趾外転筋
    ・短趾屈筋
    を働かせる。

    2:second-to fifth-toes extension
    母趾を地面につけた状態で第2~5趾を上げる(伸展)させる。
    ・小趾外転筋
    ・短母趾屈筋
    ・母趾内転筋斜頭
    を働かせる。
    ※母趾荷重になり過ぎないように小趾球が浮かないように行う!



    ③first-toe-extension
    母趾を浮かせて第2~5趾は地面につける。
    ・短趾屈筋
    ・母趾外転筋
    ・短小趾屈筋
    を働きやすくする。
    ※母趾球が浮いてしまうのは×


    フットケアアイテム
    ダ〇ソーで売ってるものです!
    足趾の指を広げてストレッチ!
    1日数分やるだけでOKです!





    ・足底腱膜をコロコロでリリース
    院長は毎日片足1分ずつ行っています。


    ・指を地面につけて足底をストレッチ
    硬い方は上記のコロコロを毎日継続して行うと指つけてのストレッチもできるようになります。


    院長 善林 伸介(ぜんばやし しんすけ)


    <国家資格>
    柔道整復師、鍼灸師

    コンディショニングトレーナー、メディカルトレーナー

    身体に優しい施術を心がけています。

    成長期の学生のケガをしない、させない為のトレーナー活動に従事。

    最近のライフワークは「健康寿命をの延ばす施術と運動を追求」です。

    地域の魅力ある健康の発信地となれるよう微力な柄に精一杯お手伝いさせていただきます!



     

     



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