危険信号と言われる腰痛とは・・・
こんにちは
今回はred flags= ”危険信号”と言われる腰痛についてお話させていただきます。
腰痛の危険信号と言われるのは9つ
①発症年齢
20歳以下
もともと重篤な腰痛は少なく腰椎分離症(ようついぶんりしょう)=疲労骨折の可能性に注意
腰椎分離症詳しくはクリック!
55歳以上
骨粗鬆症
悪性疾患の可能性
②時間や活動性に関係のない腰痛→尿路結石や膵炎
※腎臓の位置は胸椎12番目~腰椎3番目の骨の位置にあります。
※膵臓の位置は腰椎1番目~2番目の高さにあります。
尿路結石は尿の通り道→腎臓・尿管・膀胱・尿道に結石ができる。
尿路結石による腰痛→急に痛くなって治まる。
原因:食生活(高カロリー)・水分不足・運動不足
③胸部痛を伴う腰痛
胸部:突然発症で痛みの位置が移動する症状がある場合や裂けるような痛みの場合は、急性大動脈解離の疑いがあります。
腹部:突然腹痛や立ちくらみを伴う腰痛が出現した場合は、腹部大動脈瘤破裂の疑いがあります。
④ガン・ステロイド治療、HIV感染の既往
悪性腫瘍→骨が溶ける、CTやMRIが必要
脊椎腫瘍→MRIでほぼ100%分かると言われている。レントゲンでは初期では分からない。
⑤栄養不良
⑥体重減少
⑦広範囲に及ぶ神経症状
・下肢症状・下肢麻痺・膀胱直腸障害(おしっこがでない)
・脊椎硬膜外血種→脊髄が圧迫されることで神経症状を呈する
⑧構築性脊柱側弯
構築性側弯(本当の意味での側弯症)脊椎のねじれ(回旋)を伴った側弯で簡単にまっすぐに戻らなくなった状態
⑨発熱を伴う腰痛
感染を疑う→化膿性脊椎炎(椎間板炎)→レントゲンでは分からない、CT・MRIが血液培養が有効。
血行性感染
椎間板に感染し上下の関節に波及
下肢の筋力低下や歩行障害
治療:抗生剤・穿刺して洗い流す・膿を出す手術
<参考文献 腰痛ガイドライン>
接骨院ではレントゲン(画像検査)はできません。
問診でどのような経過で腰痛が発症したかお話を聞き、徒手検査(筋力や動き)などを検査します。
red flags= ”危険信号”の疑いがある場合はすみやかに病院受診を説明させていただいております。
院長 善林 伸介(ぜんばやし しんすけ)
<国家資格>
柔道整復師、鍼灸師
コンディショニングトレーナー、メディカルトレーナー
身体に優しい施術を心がけています。
成長期の学生のケガをしない、させない為のトレーナー活動に従事。
最近のライフワークは「健康寿命をの延ばす施術と運動を追求」です。
地域の魅力ある健康の発信地となれるよう微力な柄に精一杯お手伝いさせていただきます!