開張足って何?これが引き金となるあの疾患とは・・・
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開張足って何?これが引き金となるあの疾患とは・・・

こんにちは。

本日は開張足に対して簡単にお話したいと思います。

開張足とは・・・

5本の指のつけ根を横に結ぶ横アーチの形が崩れて、足の指が横に広がってしまう状態のことを言います。

ちなみに良く耳にする「偏平足」は、内側縦アーチ、舟状骨の高さが低下(いわゆる、土踏まず)が崩れてしまった状態のことを言います。

アーチの高さは1980年代までは時代と共に上昇してきましたが2000年代に生活環境からかアーチの低下を示すデータが出てきたと言われています。


アーチが低下すると何故いけないのか・・・?

踵骨(しょうこつ)=かかとの骨が黒矢印の外側に傾斜してしまうからです。

このような状態になると足裏の足底筋膜が引き伸ばされて「足底筋膜炎」「有痛性踵骨棘」「有痛性外脛骨」「アキレス腱炎」などの障害が発生してしまいます。


下腿に発生するシンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)(けいこつかろうせいこつまくえん)はヒラメ筋の腱膜が痛みの部位に付着しているためアーチの低下などの足部の位置異常の問題になります。

またアーチの高さが低下すると下腿が内旋しひざが内側に入るニーインとなり距骨下関節の外がえしになり脛骨(けいこつ)=すねが外側に傾きO脚になってしまいます。

※ニーインとは・・・
膝が内側に入ってしまう事。


開張足は横アーチの低下を言いますが、横アーチ単独で生じるものではなく縦アーチとともに変化を生じます。

※左が縦アーチ、 右が横アーチ



アーチの基点となる部分は足の真ん中、楔状骨と立方骨からなります。

開張足や扁平足は、この骨に付着する後脛骨筋、長腓骨筋の機能低下によりアライメント(位置)が崩れることで起こります。

間が「立つ」「歩く」際に唯一地面と接地するのは足底です!!

足の変形により全身のアライメント(位置)異常を引き起こして足首のみならずひざ痛・股関節痛・腰痛・肩痛につながることもあります。


当院では、ただその場しのぎで痛いところばかりを施術するのではなく痛みを引き起こした場所がどこかにあるのか体全体を診るようにしております。

運動器(関節・筋肉)の問題は残念ながらお薬で根本解決には至りません。

大事なのは自分の体の状態を知っていただき自分でできる運動療法を行うことが解決の近道になります。

そのために私は患者様一人一人に合うお薬の変わりとなる「運動療法」をアドバイスさせていただきます!!

足の問題でお困りの方は是非一度ご相談下さい。



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